リア充アピールにタイムラインを使うな。
今日は、唯一の友達と会った。
何をするか決めていなかったから、マクドナルドで話し合った。
ツイッターやラインを見ながら、他愛もない話をしていると、何個かの投稿があることに気がついた。
一つは、カップルでナガシマスパーランド
一つは、同じ部活だった友達5人でスポッチャ
一つは、友達4人でカラオケ
一つは、友達と2人で東京旅行
それらを見た瞬間、僕のはらわたは煮えくり返り、体の表面にまで嫉妬の油が染み出していた。
なんなんだ。なぜそんなに僕にアピールをする。カップルで遊園地。行ったらいいじゃないか。なぜ僕に逐一画像付きで報告するんだ。2人で楽しめ。
運動部同士でスポッチャ、なぜ金を払ってまで動き回る。スポーツで金をもらえる奴なんて一握りだ。そして、金にならない運動神経ほど要らないものはない。
4人でカラオケ、どうせ1人が歌ってる間、他3人はスマホを弄ってるだけだろう。何が楽しい。1人で行けや。友達が歌っているところを動画に撮ってタイムラインにあげるな。人の歌声ほどどうでも良いものはない。
東京旅行、どうせ、わースカイツリーたかーい。原宿のわたあめおっきーい!2日目はディズニー!とかだろう。楽しいよ。楽しいけどさあ。他人に見せるための旅行をしていないか?と思う。写メ撮ってインスタあげるんでしょ?他人にすごーい言われたいだけでしょ?自分の興味のあるところ行きなさいやぁ。刺抜き地蔵行けやぁ。
他にも友達と遊んでるなう的ツイートが続々出て来た。
頭くるくるぱーで金払って写メ撮ってわーたのしー。スマホが遊んでいるみたいじゃないか。まるで、人がスマホの足になっているみたいだ。
僕は、羨ましいんだ。僕は、ただ、みんなのように友達と騒ぎたいだけなんだ。それが出来ないんだ。出来ないことから目を背けようと必死に「リア充」を下に見ているんだ。
彼女と遊んでいるときは、写真をたくさん撮る頭くるくるぱーのお猿さんになれる。
なぜか彼女がいなくなった途端、僕は卑屈になるんだ。だから1人でタイムラインに罵詈雑言を浴びせる。唯一の友達は僕の罵詈雑言を笑ってくれた。僕も彼みたいに大人にならなくては。
イチャイチャして何が悪い
ブログを始めて約1週間が経った。
今までは色々なものをインプットし続けるだけの生活だったので、1日のうちの数十分でもアウトプットする時間を持てるというのは楽しい。
ブログを始めるとき、タイトルに京大生になりたいとつけたくらいなので、勉強についてのことを書こうと思っていた。しかし、書き始めると勉強以外の日常的なことしか書けなかった。
勉強をしていないわけではない。高校の予習も始めている。しかし、ブログにまとめようとした時に、勉強の何について書けば良いかがわからない。だから、結局日常的なことを書いてしまう。高校が始まるまでには書けるようになりたいな。
昼に、彼女とラインをした。イチャイチャしたようなラインを送りあっていた。
何回かのやりとりの後、彼女からメッセージが来た。
「佐藤にライン見られた。まじめんど。」
彼女は、佐藤と一緒に遊んでいたらしい。友達と遊んでいるときにイチャイチャ系のラインを送らないでほしい。
でも可愛いから仕方ない。
にわかでもファンを名乗るのはいいけど知らない知識が出た時に露骨に機嫌悪くなるな。
今日は、特に書くこともない日だった。朝起きて、お風呂に入って、勉強して、昼からはスーパーで買い物をして、またお風呂に入った。
お風呂に上がった後、ズボンやパンツを履くとき特にどちらが前でどちらが後ろとかを考えない。
そうすると、体感では90%の確率で前後ろが逆になる。そして、たまに裏表まで反対になる。
別に、寝る時に着用するだけだからなんの不自由もないのだが、ここまで二者択一を外し続けるとなんだか面白くなってくる。
しかも、物心ついたときからずっとなのだ。
ここまでくると、何かしらのスキルなのかとさえ思える。
全然使えないスキルだ。そんなスキルを身につけるより早見あかりに会いたい。
しかも背が高い。僕のタイプだ。
その早見あかりさえも前後ろ逆スキルを身につけていると妄想すれば、僕の人生は幸せになる。
楽しい人生だ。早見あかりという存在がある惑星で生きている人生だから。
今日もお尻にアディダスのロゴが付いたまま寝よう。
難波の頭が痛くなるほどくっせえラーメンはどうにかならないのか
今日は、友達が通学用リュックが欲しいと言ったので、ミナミまでショッピングに行った。
ミナミとは、沢山のお店が連なる心斎橋筋商店街を中心に、オタク街として有名な日本橋や中国人の方が中国人観光客の方に日本製品を売るお店が多く点在する難波、高級ブランドが数多く立ち並ぶ御堂筋を含めた地域です。有名なグリコの看板や、かに道楽もここにあります。(僕の思っているミナミなので間違っているかもしれません。)
最初は、一緒に考えていたが、私の友達は優柔不断なので、痺れを切らし店の前で待っていることにした。
すると隣で、外国人youtuberらしき二人組がセルカ棒片手に外国人にインタビューをしていた。
街行く外国人に話しかけていて、一番最初は、「can you speak English?」から始めていた。
もちろん、彼らから見れば僕は外国人だが、彼らは剛に入れば郷に従え精神ができているようで、日本人から見た外国人、つまり日本人以外の生まれの方に話しかけていた。
その時点で、僕が話しかけられる可能性は皆無なのだが、そんなことはお構いなく僕の自己顕示欲はふつふつと湧き上がり、インタビューを受けたい!英語が話せることを世界に公開したい!と思うようになった。
その結果、YouTuberの周りをうろちょろ動き回り、怪訝な目で見られる結果になってしまった。
ただただ恥ずかしく、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
散々陽キャの自己顕示欲に根拠のない自論と御託を並べるくせに自分も似たようなものだと思うと顔から火が出る思いと、気づかせてくれた見知らぬ外国人に感謝の念でいっぱいだった。
しっかりネクタイを閉め直さないと。
打ち上げに嫌いな奴が来た時に露骨に嫌な顔をするのはやめろ
今日は、卒業後のクラスの打ち上げがあった。
ほかのクラスは店を予約したらしく一人当たり2000〜3000円も取られたそうだが、僕のクラスはパーティースペースを予約し、宅配ピザやスーパーで買ったスナック菓子、ジュースを用意したので一人当たり1500円で済んだ。
店でなく貸し切ったパーティースペースなのでどんちゃん騒ぎをすることができ、充実した時間を過ごせた。
具体的には、王様ゲームをした。僕はキスしたし手も繋いだ。
第二次性徴期真っ只中には喜びを隠しきれなかった。
中でも、僕はドMなのでビンタやキックは嬉しかった。
どさくさに紛れて乳も触った。パリピの気分を少し味わえた。
やはり僕は陽キャに嫉妬していたんだろう。再確認した。
アルバムの最後にメッセージを書くページはいらない
今日は、卒業アルバムを貰った。
アルバム内に僕の写真は3枚あった。
一つは、全体写真。そして、一人一人撮影した卒業アルバムといえば思いつくような写真。そして、文化祭の全体写真。以上。
そんなものだ。だって僕は、一緒に写真を撮るような友達がいないから。
そもそも写真を撮ったからなんなんだ。
あんな紙に意図的にインクの染みをつけたようなものそう何回も見るものでもない。
過去の思い出に浸ってる時間など非生産的で最も無駄な時間だ。
そんなことをするくらいなら、新たな思い出を作れと僕は思う。
思い出の一つも作れない僕は思う。
あー、クラスの中心になりたい。でも、こわい。
僕は女子更衣室に入ったことはないけど、入りたいと思う。
今日も学校は午前のみでお昼前に帰ってきた。
家に帰り、昼飯発掘のために冷蔵庫を漁ると、ドーナツ型で中心の穴に生クリームがこんもりと詰まっているシフォンケーキが見つかった。
それを見た途端頭に電撃が走り画期的なアイデアが思いついた。
食パンを電子レンジで加熱するとふわふわの焼きたてで美味しくなるように、これもチンすると柔らかく美味しくなるのではないかというものだった。
次の瞬間、メカニックな箱はマイクロ波を放っていた。
僕は愚かだった。生クリームは温めると溶けてしまうというのに。
僕の前に現れたそれは、まるで女子更衣室の悪口を全て集めて穀物の粉とぐちゃぐちゃに潰された鶏卵と、これまた穀物の粉と鶏卵で作ったスポンジ状の食品を潰したものをまぶし、工業廃棄物のような油で揚げたような見た目のものだった。
しかし口に入れると、ふわふわの生地に甘いトロッとクリームが合わさって至極のハーモニーを奏でる僕専用のオーケストラを組織していた。
見た目が悪くて、中身がいい点では女子更衣室と逆だなと思った。