初対面なのに馴れ馴れしく肩に手を回してくるのはやめろ。
今日、僕の住む大阪では公立高校の合格発表があり、いよいよそれぞれが自分の進学する高校の準備を始めるようになった。
近年では、LINEやTwitterなどSNSが発達し、高校に入学する前から、同じ高校に入学する人を集めLINEグループを作ることも多いらしい。
つまり、その入学前から友人作りは始まっていると言うことだ。このスタートダッシュを失敗すれば、入学式では全く動かぬ石像のようになることを強いられるだろう。
これは親睦を深めるとかそういう次元ではない。受験という戦いを抜けた我らに新たに課せられた試練だ。
僕がそんな文章量と内容が反比例しているラノベのような表現を使うのはなぜかというと、僕にとってはスタートダッシュを決める、つまり友人を作るのが難しいからだ。
友人として認められるためには、勿論のこと僕のことを脳裏に刷り込んでもらう必要がある。
しかし、ただ脳裏に刷り込ませれば良いというものでもない。取り敢えず脳裏に刷り込ませればよかったら極端な話、LINEグループに入った途端公序良俗に反する言葉を打ち込みまくればいい。
ただ、公序良俗に反する人間と友人関係を持ちたいと思う人間はそうそういないだろうしいたとしても、本人も公序良俗に反する人間だろう。
僕は公序良俗に反する人間ではないので公序良俗に反する人間とは友人になりたくない。
つまり、目立たなければ友人として認められないが、目立ちすぎて特異な人間だと思われてはいけないということだ。
そして、僕にはその加減がわからない。誰か代わりに僕の3年間を友人と過ごせるようにするスタートダッシュを決めてくれないものだろうか。